Restaurant溪の信州ブランドアワード2023エントリーのウラ側のお話
こんにちは。西澤です。
この度とても嬉しいできごとがありました。
県のデザイン振興協会を中心に産・学・官で行っている「信州ブランドフォーラム」にて開催された「信州ブランドアワード2023」。この度こちらのNAGANO GOOD DESIGN部門にてRestaurant溪が部門賞を頂きました。やったね!
書類選考(訳あって2回書類を送る)、審査員の前でのプレゼンテーション(時間に収まらない)、そして表彰式でのスピーチ(ほぼプレゼン)と色々ハプニングがあった中、昨年の秋終わり頃から3月8日という長いスパン携わってきましたが、ようやく先日一段落しました。
これを足掛かりに認知度を上げたり、より地域と連携を取っていけるよう進めていきたいと思います。
さて、この賞はどんな賞かといいますと長野県内で2023年3月までに事業化されたブランドを対象に、県内のデザインレベルアップを牽引するデザインを実施しているサービスを選定、表彰をするというものです。
「優れたデザイン」とはRestaurant溪でエントリーするにはどこをどうアピールしたらいいだろうかとても頭を悩ませました。
見た目?おしゃれなレストランはたくさんある。
映える料理?Restaurant溪はそういうものを売りにしているわけではない。
そもそも「デザイン」と「サービス」は結び付くのか、デザインとは何ぞや。
「デザインがいい」という言葉を聞くと、おそらく“見た目がかっこいい”や“シンプルで使いやすい見た目”などビジュアルを指すことが多いかと思います。デザイン=意匠という意味があるので間違いではないと思いますし、Restaurant溪の建物含め意匠もすごく考えられててとても素敵のは事実です。間違いありません。
ですが、デザインというのはそれだけではありません。
「デザイン」の語源をたどると「計画を記号に表す」という意味があります。つまり図案や意匠を考えるだけでなく、サービスの企画を考えたり地域とのつながりの構造を考えて作るといった取り組みや計画の実施も「デザイン」の一つというわけです。
今回Restaurant溪としてこのアワードへのエントリーを考えた時に、Restaurant溪の成り立ちそのものに“目的設定・計画策定・仕様表現=デザイン”が含まれていてると気づかされ、選考基準に則りながら見た目の良さだけでなくコンセプトをアピールする形で臨みました。
Restaurant溪は「信州のおもてなし」というコンセプトを持っています。
長野県は農業大国ということもあり、信州産の野菜を使ったレストランというのはそれこそ信州の山の数ぐらいあります。そこで斎藤ホテルが運営する意義や強みは何か考えたときに、出てきたのが「信州の食だけでなく文化も体験してもらう」「オール信州」「ジャストインタイム」「地域への恩返し」という考えでした。
これを形にするために地域の方や企業との連携、連携から共創への計画、どのように発信するか表現の方法、地域とどうつなげるかなどがまさに「デザイン」だなと感じた部分でした。講評としても地元農家さんなど地域連携を活かした部分が評価され、また、東信地区の連携だけでなく広く県内の連携を期待しているという言葉を頂きました。
これからもっと地域の連携や企業さん特にNAGANO WINEのとのつながりと発信を強化していきたいと思います。
それにしても人に良さを過不足なく伝えるのは難しいですね。もう少しうまくできたんじゃないかなというのが振り返ってみての感想です。
この記事を読んでRestaurant溪が気になったかた、ぜひRestaurant溪のサイトをのぞいてみてください。そしてよろしければご利用してみてください。
信州のおもてなしで皆さまのお越しをお待ちしております。
Restaurant溪HP
信州ブランドアワード2023